最後の印象が全てを決める!最高の「終わり方」をデザインする


ユーザーは体験全体の平均ではなく、最も感情が動いた瞬間(ピーク)と終わりの瞬間(エンド)で、その体験の良し悪しを判断します。この心理を活かして、リピートにつながるデザインの工夫を見ていきましょう。
ユーザーに「また使いたい」と思ってもらいたい
どんなにサイトの機能が優れていても、体験の終わりに不満が残るとユーザーはサービスの全体的な印象を悪く評価してしまいます。それを避けるとめにはどうすれば良いのでしょう?
気持ちよく終わるための「余韻」をデザインする
行動経済学での『ピーク・エンドの法則』を使います。を使います。
長い体験でも、最も感情的な部分と最後の瞬間が良い印象であれば、ユーザーは全体を通して「良い体験だった」と記憶します。例えば、購入完了ページ(サンクスページ)のデザインを充実させます。単に「購入完了」と表示するだけでなく、「あなたの商品が今、心を込めて梱包されています」といった、次に起こるポジティブなイベント(配送)への期待感を高めるアニメーションや画像、または「ささやかですが、次回使えるクーポンをプレゼント!」という予期せぬ喜びを添えることで、体験の「エンド」を最高のものにし、全体の満足度とリピート意欲を高めます。
まとめ
最高の満足感を残す「終わり方」をデザインすることで、リピーターを増やしましょう。

さて、ここで次の学びに繋がる問題です!
あるニュースアプリが、ユーザーの定着率を上げるために、毎日アプリを開いてもらうための戦略を探していました。
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毎日アプリを開きたくなるデザイン手法はどれでしょうか?
1:記事のサムネイルを全て動画にして視覚的に訴える
2:ユーザーが未読の記事数をバッジ(赤い通知マーク)で目立たせる
3:過去に読んだ記事の要約をトップに表示する
投稿者プロフィール

- グラフィックデザイナー/デザイン講師
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グラフィックデザインの専門学校を卒業後、広告代理店に勤める。
その後、25歳の時にカフェとエステサロンの複合店をオープンし、広報としてデザイン全般を担当。特に女性向けデザインに長け、Instagram広告などSNSでのマーケティング知識を活かしたデザインが特徴。さらに、デザイナー育成のためのオンライン講師も行っている。また、動画編集も得意とし、幅広いスキルを持つ。
「痒い所に手が届く提案」と「学びながら成長できる場」を軸に、幅広く心に届くクリエイティブを届けている。
プライベートでは歳の差姉妹の母。
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