「みんなの輪」に入りたくなる!コミュニティをデザインで強調する方法


人は、自分と同じ考えや価値観を持つ集団に属したいという強い欲求を持っています。この「一体感」をデザインで表現し、サービスの参加や継続利用を促す方法を教えます。
ユーザーが「孤独」を感じてしまう
オンラインサービスでユーザーが一人で利用していると感じてしまうと、モチベーションが低下しサービスの利用を止めてしまうことがあります。
一体感を演出するデザイン
行動経済学での『社会性のフック』を使います。
サービス利用が「孤独な行動」ではなく、「コミュニティへの参加」であると感じさせるデザインを取り入れます。
学習プラットフォームやフィットネスアプリで、ユーザーのプロフィール画面に「あなたの街の仲間、○○人が今月も頑張っています!」といった、具体的な数字とポジティブなメッセージを表示します。また、サービス内で使えるバッジやランキングを導入し、他のユーザーと自分との関係性を可視化することで「みんなと一緒に頑張っている」という一体感と競争意識を生み出します。
まとめ
ユーザーを「一人」にせず、デザインの力で「みんなの輪」へと引き込みましょう。

さて、ここで次の学びに繋がる問題です!
ある学習eラーニングサイトが、ユーザーに講座を最後まで受講させることに苦戦していました。
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受講完了率を上げるためのデザイン手法はどれでしょうか?
1:各レッスンの内容をより面白くする
2:ユーザーのマイページに「総合進捗度:〇〇%」という進捗バーと、受講完了者数ランキングを設置する
3:受講完了後に豪華な修了証を出すことを強調する
投稿者プロフィール

- グラフィックデザイナー/デザイン講師
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グラフィックデザインの専門学校を卒業後、広告代理店に勤める。
その後、25歳の時にカフェとエステサロンの複合店をオープンし、広報としてデザイン全般を担当。特に女性向けデザインに長け、Instagram広告などSNSでのマーケティング知識を活かしたデザインが特徴。さらに、デザイナー育成のためのオンライン講師も行っている。また、動画編集も得意とし、幅広いスキルを持つ。
「痒い所に手が届く提案」と「学びながら成長できる場」を軸に、幅広く心に届くクリエイティブを届けている。
プライベートでは歳の差姉妹の母。
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