「みんな選んでいる」で安心感を!人気商品を見せるデザインの工夫

「この商品、本当に大丈夫かな?」と悩むユーザーの背中を押すには、「他の人も選んでいる」という安心感が効果的です。信頼感を高め、コンバージョン率を上げるデザインのテクニックをお伝えします。

初めてのユーザーが抱える不安とは?

サービスや商品に初めて触れるユーザーは品質や信頼性、自分に合っているのかどうかなど、多くの不安を抱えています。これらの不安要素を解消してあげないと、購入には至ってくれません。

ユーザーの安心を生む「人気」の可視化

行動経済学での『社会的証明』を使います。
人は大勢の人がしている行動は正しいと判断し、安心感を覚える傾向があります。(特に日本人はその傾向が強く、「沈没船から脱出させる際の声がけ」での話にも出てくるほど。Googleで調べてみてください!笑)
ECサイトの商品一覧で、「今月1000個販売!」や「人気No.1!500人がお気に入り登録」といった具体的な数字やマークを、目立つ色やフォントで商品サムネイルの端に配置します。
この「みんなが選んでいる」状況を視覚的に伝えることで、ユーザーは安心して購入ボタンを押せます。

まとめ

ユーザーの「これで大丈夫」という確信を、信頼できる「みんなの声」のデザインで作り出しましょう。

さて、ここで次の学びに繋がる問題です!
高級食材を扱うECサイトが、商品の価格が高いと感じられ購入に至らないケースが多くありました。

この「価格が高い」という印象を和らげ、購入を促すためのデザイン手法はどれでしょうか?

1:商品価格を隠し、問い合わせフォームからの見積もりにする
2:1ヶ月分の食費と比較し、「実はそれほど高くない」と数字で示す
3:1食あたりの価格を計算し、「1食あたり〇〇円」と小さく表示する

投稿者プロフィール

須永萌
須永萌グラフィックデザイナー/デザイン講師
グラフィックデザインの専門学校を卒業後、広告代理店に勤める。
その後、25歳の時にカフェとエステサロンの複合店をオープンし、広報としてデザイン全般を担当。特に女性向けデザインに長け、Instagram広告などSNSでのマーケティング知識を活かしたデザインが特徴。さらに、デザイナー育成のためのオンライン講師も行っている。また、動画編集も得意とし、幅広いスキルを持つ。
「痒い所に手が届く提案」と「学びながら成長できる場」を軸に、幅広く心に届くクリエイティブを届けている。
プライベートでは歳の差姉妹の母。