「損したくない」心理を活かす!行動を促す警告・注意喚起のデザイン術


ユーザーになかなか次の行動に移してもらえないとき、「得をする」よりも「損をするのを避けたい」という人間の強い心理を活用しましょう。ユーザーの行動を後押しするデザインのヒントをお伝えします。
ユーザーがボタンをクリックしてくれない悩み
魅力的なキャッチコピーや特典を提示しても、ユーザーが申し込みボタンを押すのをためらってしまうのはなぜでしょうか?行動には常に労力や時間という「損失」が伴うからです。
損を避けたくなる「残り時間」のデザイン
行動経済学での損失回避の心理を使います。
人は、何かを得る喜びよりも、何かを失う痛みのほうが約2倍も強く感じる傾向があります。
期間限定のキャンペーンで、ただ「お得!」と書くのではなく、「キャンペーン終了まであと2時間!」と残り時間をカウントダウンタイマーで大きく表示します。「このチャンスを逃したら損をする」という危機感を視覚的に強調することで、すぐに申し込みへと誘導できます。
まとめ
「得をする」よりも「損をするのを防ぐ」デザインを意識して、ユーザーの行動を力強くプッシュしましょう。

さて、ここで次の学びに繋がる問題です!
新規立ち上げのオンライン講座が、質の高い内容にも関わらず受講者数が伸び悩んでいました。
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講座ページで信頼感と人気を高めるために、どんなデザイン要素を追加すべきでしょうか?
1:講座の講師のプロフィールを大幅に充実させる
2:講座を修了した受講生の「満足度98%」という数値をトップに目立つように表示する
3:講座の魅力的なキャッチコピーをより感情に訴えかけるものに変更する
投稿者プロフィール

- グラフィックデザイナー/デザイン講師
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グラフィックデザインの専門学校を卒業後、広告代理店に勤める。
その後、25歳の時にカフェとエステサロンの複合店をオープンし、広報としてデザイン全般を担当。特に女性向けデザインに長け、Instagram広告などSNSでのマーケティング知識を活かしたデザインが特徴。さらに、デザイナー育成のためのオンライン講師も行っている。また、動画編集も得意とし、幅広いスキルを持つ。
「痒い所に手が届く提案」と「学びながら成長できる場」を軸に、幅広く心に届くクリエイティブを届けている。
プライベートでは歳の差姉妹の母。
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