ユーザーを迷わせない!「松竹梅」の法則でクリック率を上げるデザイン術


サイトやサービスで選択肢が多すぎると、ユーザーは選べずに離脱してしまいます。
「どれを選べばいいの?」というユーザーの迷いをなくし、スムーズに目的の行動へ誘導するデザインのコツをお伝えします!
選択肢が多いと「選べない」のはなぜ?
複数のプランや商品を見せると、「どれが自分に一番合っているのか」を考えるのが面倒になってしまい、
結果的に「また今度にしよう」と何も選ばず終わってしまった…!なんて経験ありませんか?
迷いをなくす「おとり効果」デザインを使う!
行動経済学での『おとり効果』を使いますこれは、少し魅力に欠ける選択肢(「松竹梅」の「竹」プランに似た割高なプランなど)を加えることで、ユーザーを意図した選択肢(「松」や「竹」)に誘導する心理テクニックです。
デザイン例:ウェブサイトの料金プランで、選んでほしいプラン(梅)の横に、少しだけ性能が低く、価格差があまりない割高なプラン(竹)を置くと、「梅」が圧倒的に魅力的に見えて選ばれやすくなります。
価格差を大きくつけて、「竹」に本当に選んで欲しいプランをおくのも◎
最近よくあるサブスクの定額プランに活用されていることが多いです!
まとめ
選択肢を増やすのではなく、意図的に「おとり」を混ぜることで、ユーザーの意思決定を後押ししましょう。

さて、ここで次の学びに繋がる問題です!
とあるオンラインセミナーの申込みフォームで、入力途中で離脱するユーザーが多くいました。
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離脱を防ぐために、フォームの途中でユーザーにどんな情報を視覚的に
デザインすればいいでしょうか?1:フォームの途中でアニメーションを流して飽きさせないようにする
2:フォームの途中に「あと2ステップで完了!」と進捗バーを表示する
3:フォームの途中に「ご入力いただいたデータは消去されます」という警告を強く出する
投稿者プロフィール

- グラフィックデザイナー/デザイン講師
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グラフィックデザインの専門学校を卒業後、広告代理店に勤める。
その後、25歳の時にカフェとエステサロンの複合店をオープンし、広報としてデザイン全般を担当。特に女性向けデザインに長け、Instagram広告などSNSでのマーケティング知識を活かしたデザインが特徴。さらに、デザイナー育成のためのオンライン講師も行っている。また、動画編集も得意とし、幅広いスキルを持つ。
「痒い所に手が届く提案」と「学びながら成長できる場」を軸に、幅広く心に届くクリエイティブを届けている。
プライベートでは歳の差姉妹の母。
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