初めてでも迷わない!イベント集客につながるチラシのポイント

「イベントを開くことになったけれど、どうやって人を集めたらいいの?」と悩んでいませんか。SNSや口コミも大切ですが、やっぱり王道の集客ツールは「チラシ」です。とはいえ「デザインは苦手」「初めて作るから不安」という方も多いはず。でも大丈夫。少しの工夫と基本のルールを押さえるだけで、初心者でも安心しておしゃれなチラシを作り、しっかりイベント集客につなげられます。このブログでは、チラシ作成の基本からデザインのコツ、避けたいNG例、印刷や配布のポイントまでわかりやすく解説。あなたの「初めてのチラシ作り」を一歩ずつサポートします!

なぜイベント集客にチラシが効果的なのか

イベント集客の手段は数多くありますが、今でもチラシは非常に効果的な方法です。理由は、地域やターゲット層にダイレクトに届けられるから。特に地域密着のイベントや、幅広い世代を対象にした催しでは、チラシが「確実に届く手段」として活躍します。SNSが苦手な人やネットに触れる機会が少ない人にもリーチできるのが大きな魅力です。

SNSやWeb広告との違い

SNSやWeb広告は拡散力がありますが、情報が流れるのも早く、見落とされることも多いです。その点、紙チラシは手元に残るので、冷蔵庫に貼ったりカバンに入れたりと繰り返し目にしてもらえます。「確実に届けて、長く記憶に残す」ことができるのは大きな違いです。

紙チラシならではの安心感と信頼性

印刷されたチラシには、紙の質感やデザインの丁寧さから伝わる「安心感」があります。特に初めてのイベントや小規模な主催者の場合、しっかりしたチラシがあるだけで信頼度がアップします。手に取った人に「このイベントなら大丈夫そう」と思ってもらえるのは紙チラシの強みです。


初心者でもできる!イベントチラシ作り方の基本ステップ

チラシ作りは「センス」ではなく「流れ」を押さえるのが大切です。初心者の方でも安心して取り組める3つのステップをご紹介します。

目的とターゲットを明確にする

まずは「誰に来てほしいのか」「何のために開催するのか」を明確にしましょう。例えば「親子で楽しめる体験イベント」なのか「起業ママ向けのセミナー」なのかによって、デザインや言葉選びが変わってきます。ターゲットを絞ることで、チラシ全体に一貫性が生まれます。

必要な情報を整理して優先順位をつける

チラシには限られたスペースしかありません。日時・場所・参加費など必要な情報をリストアップし、特に強調したいものを決めましょう。大事な情報は大きく目立たせ、それ以外は小さくまとめると読みやすくなります。

レイアウトの流れをイメージする

チラシは「目線の流れ」を意識するとグッと見やすくなります。一般的には「上から下へ、左から右へ」の流れで情報を配置。キャッチコピー → 写真 → 詳細情報 → 申込先という順番を意識すると、自然と読み手に伝わります。


おしゃれで目を引くチラシデザインのコツ

初心者でも簡単に「おしゃれ見え」するコツがあります。難しい技術よりも、小さな工夫を取り入れることが大切です。

フォントや文字サイズで印象をコントロール

文字はチラシの印象を決める重要な要素です。見出しには太めのフォント、本文には読みやすいシンプルなフォントを使うと、メリハリが出て一気に整った印象になります。大事な部分は文字サイズを大きくして強調しましょう。

配色バランスで「ごちゃごちゃ感」を防ぐ

色を使いすぎると、どんなに素敵な内容でも読みにくくなります。基本は3色以内にまとめること。ベースカラー(背景)、メインカラー(全体の印象)、アクセントカラー(目立たせたい部分)を決めると、初心者でも洗練されたデザインに仕上がります。

写真やイラストを効果的に使う方法

写真は「伝わりやすさ」を高めます。明るく鮮明な写真を使うと、それだけでプロっぽい印象に。イラストは親しみやすさを出したいときに効果的です。どちらも入れすぎず、チラシ全体のバランスを見ながら配置すると安心です。


集客につながるチラシに入れるべき必須情報

どんなにデザインがおしゃれでも、必要な情報が欠けていたら来てもらえません。集客につながるために、必ず入れるべき情報を押さえましょう。

日時・場所・参加方法はわかりやすく

基本中の基本ですが、日時・場所・参加方法は大きく見やすく記載しましょう。数字や地名は強調して、間違いがないか二重チェック。わかりやすさは信頼にもつながります。

イベントの魅力が伝わるキャッチコピー

キャッチコピーは「行ってみたい!」と思わせる一言です。「親子で楽しめる一日」「初心者歓迎!安心の体験会」など、ターゲットが惹かれる言葉を入れると効果的です。

問い合わせや予約先を明記する

電話番号やメールアドレス、QRコードなど「申し込み口」をわかりやすく載せましょう。予約や問い合わせがスムーズにできることで、集客につながります。


初心者におすすめのチラシ作成ツールと活用法

「専用ソフトがないから無理…」と思っている方も安心してください。初心者でもすぐ使えるツールがあります。

Canvaを使った簡単なデザイン方法

Canvaは無料で使えるデザインツールで、テンプレートが豊富に揃っています。写真や文字を入れ替えるだけで、おしゃれなチラシが完成。操作も直感的なので、デザイン初心者にぴったりです。

H3:PowerPointやGoogleスライドでも作れる

身近なソフトを使うのもおすすめです。普段から使い慣れているPowerPointやGoogleスライドなら、学習コストゼロで始められます。図形や文字を整えるだけで、十分きれいなチラシが作れます。

外注デザインのメリット・デメリット

「もっと本格的に」「ブランド感を大切にしたい」という方は外注も一つの手です。メリットはプロ品質の仕上がりですが、費用がかかる点はデメリット。自分の状況や予算に合わせて選びましょう。


イベントチラシでやってはいけないNG例

初心者が陥りやすい失敗を避けるだけで、仕上がりは大きく変わります。

文字や情報を詰め込みすぎる

あれもこれも載せたい気持ちはわかりますが、情報を詰め込みすぎると読んでもらえません。大事なのは「優先順位をつける」こと。余白を活かしてすっきり見せましょう。

色やフォントを使いすぎて読みづらい

派手にしたくて色やフォントをたくさん使うと、かえって安っぽく見えてしまいます。色は3色、フォントは2種類までに抑えると安心です。

ターゲット層とデザインが合っていない

子ども向けイベントなのにシックなデザイン、大人向けなのにポップすぎる…というのはNG。誰に届けたいかを常に意識して、デザインを合わせることが大切です。


印刷・配布で失敗しないためのチェックポイント

せっかく作ったチラシも、印刷や配布で失敗すると効果が半減します。最後の仕上げまで丁寧に確認しましょう。

印刷前に確認したいデータの注意点

解像度が低い画像を使うと印刷でぼやけてしまいます。文字切れや余白のズレも要注意。印刷前にプレビューを必ずチェックし、不安なら印刷所に相談すると安心です。

効果的な配布場所とタイミング

配布は「誰に」「どこで」が大切です。例えば親子イベントなら保育園や子育てサークル、大人向けセミナーならカフェや図書館など。開催の1〜2週間前に配ると、予定に入れてもらいやすくなります。


まとめ|初心者でもおしゃれなチラシでイベント集客はできる

イベントチラシ作りは難しそうに感じても、基本のステップを押さえれば初心者でも安心して取り組めます。目的とターゲットを決め、必要な情報を整理して、シンプルにまとめるだけで十分。さらに配色やフォントなどの小さな工夫で、おしゃれさと信頼感をプラスできます。印刷・配布まで意識すれば、あなたのイベントはきっと多くの人に届くはず。

小さな工夫で集客力がアップする

色を整える、余白を使う、写真を明るくする…小さな工夫の積み重ねで集客力はしっかりアップします。

まずはシンプルに始めてみよう

完璧を目指すより「まずは作ってみる」ことが大切です。シンプルなチラシでも十分効果があります。安心して一歩を踏み出し、イベントを成功させましょう。

投稿者プロフィール

児島佐予子
児島佐予子デザイン屋
岡山県出身。京都造形芸術大学を卒業後、大阪でリクルートの代理店と印刷会社にて営業職を約10年間経験。様々な業種のお客様と関わりながら、ヒアリング・デザイン発注・校正など、現場の最前線で社会の酸いも甘いも経験する。
結婚・出産を機に退職し、子育てと家計のためにパート生活へ。その中で「何か自分の力でやってみたい」と思いながらも、「どうせ私には無理」と諦めモードな毎日を過ごす。また10年以上にわたり心気症(病気不安)とも向き合い、心の浮き沈みと共に過ごす時期も。
そんな私を救ってくれたのがデザインとの出会い。
色やレイアウトに没頭する時間は、不安を忘れられる貴重な時間であり、気づけば「夢中になれるものがある人生って、こんなに楽しいんだ」と思えるように。
現在は、小学生と未就学児の娘を育てながら、個人事業主から企業まで幅広いお客様とご一緒に、チラシや名刺、SNSテンプレートなどのデザインを制作。
自分らしい働き方”を探求しつつ、夢中な人々へ「本業に集中できる時間」と「必要なデザイン」を届ける“余裕をつくるデザイン屋”として活動中です。